上司に嫌われたくない新卒へ。上司をマネジメントしよう!
新卒で会社に入って「上司に嫌われないかな・・・」と不安になったことや「どうやって上司と人間関係を作ればいいのか・・・」と悩むことありますよね。
ですが、そんなことに悩む必要はありません。
この悩みに対しては「上司が何を考えていて何をしたい人なのか」を知って「上司をマネジメント」する事で解決できます。
「どう上司と関わっていけばいいか」という悩みについて参考になれば嬉しいです。
上司をマネジメントするのは自分をスキルアップさせるため
そもそも上司をマネジメントする理由は、「上司に気持ちよく仕事をしてもらうため」というよりも「自分が最大限スキルアップするために必要な時間や仕事を得るために上司をマネジメントする」という要素が強いです。
もちろんそれが結果として「上司と良い人間関係を築く事」や「仕事が出来るようになって評価される事」に繋がります。
自分がスキルアップでき、上司とも良い関係を作れ、会社からも評価されやすいという3つのメリットがあるので意識してやってみてください。
上司と上手くいけば仕事の8割は上手くいく
世の中、上司との人間関係で悩む人は多いです。
実際にGoogleで検索するときにも「上司 嫌い」というワードが関連のキーワードの候補として出てきます。
実際、私も上司に左右されてストレスを溜めていた時期もありました。
そういう経験からサラリーマンにとっては”上司”の存在というものは仕事を続けていく中で大きな存在になります。
だからこそ上司と上手くいけばサラリーマンの大きな悩みの一つに左右されなくて済みます。
そういう意味で”上司と上手くいけば仕事の8割は上手くいく”という見出しを付けました。
これから先は”じゃあ実際にどうやって上司をマネジメントしていくか”について説明していきます。
上司のタイプを知る
マネジメントする為にまず必要なのは”上司がどういう人間なのか”を知る必要があります。
経験したきた中で主に大きく3つのタイプに分かれます。
・責任を取りたくない上司
・面倒くさいことはしたくない上司
・自分の評価を上げたい上司
・責任を取りたくない上司
このパターンの上司は割と多いですね。
何か新しいことを始めようとするときに決まって”No”を出したり、今のやり方・ルールを忠実に守ろうとする所が特徴です。
あとは、会議でも意見を言わなかったり、人の意見にも否定的な事を言うタイプの人です。
このタイプの上司は、「変わらない事」が大事という価値観をベースに仕事をしています。
変えるという事は、失敗するリスクもあるからです。
そのリスクに対して上司である以上責任が発生してしまいます。
そのせいで降格や悪い噂を立てられると嫌ですからね。
なので徹底的にリスクを避けようとする姿勢が強い上司だといえます。
・面倒くさい事はしたくない上司
このパターンの上司は、少しでも分からないことがあると仕事を放棄して部下に丸投げしてくるのが特徴です。
このパターンの上司が厄介な点として、自分が分かる仕事はやりますが、分からない仕事の依頼が来た時には思考停止してしまう点です。
仕事の依頼があるということは、「○日までに○○さんに、決められたクオリティで報告」することが必要になります。
面倒くさいことはしたくない上司の場合はここを聞いていません。
なぜなら、分からなくなった途端、思考停止してしまうからです。
無責任な仕事の引き受け方をしてきてしまう上司だといえますね。
・自分の評価を上げたい上司
自分の評価に直接かかわってくる仕事に対しては口うるさく言ってくるのが特徴の上司です。
逆に自分の評価へのかかわりが薄い仕事に関しては何も言わず何もしてくれない上司とも言えます。
このパターンの上司の場合厄介なのが、優先順位のつけ方が自分本位になってしまう事です。
自分の評価が高まるのかそうではないのかについて敏感なので、基本的に自分のことしか見ていません。周りに目を配ることは少ないでしょう。
そういう意味で、野望にあふれて周りを巻き込む迷惑な上司と言えます。
上司をマネジメントするという考え方
前の章で上司を大きく3つのタイプに分けました。
特徴の大小はあれどだいたいこの3つのタイプに分かれると思います。
ですが、嫌な上司だからといって会社はその上司を簡単には異動させられません。
それであれば、自分が他部署へ異動するかその上司と上手くやっていくかのどちらかでしか会社に残れません。
これも上司の時と同じですが、自分が異動するにしてもすぐに異動できるとも限りません。
ましてや、異動自体がダメだといわれてしまうかもしれません。
異動という手段は100%出来るわけではないので不確実です。
だからこそ上司と上手くやっていく「上司をマネジメント」していく事が必要になります。
では、具体的にどうマネジメントしていくかをタイプ別に解説していきます。
責任を取りたくない上司に対して
この上司に対して有効な方法としては2つ。
・限りなく責任は無いという説明をする
・自分が責任者という立場を取る
この2つです。
責任を取りたくない上司であっても失敗した場合多少の責任はどうしてもかかってきます。
これは組織である以上仕方のない面です。
ですが、先に、失敗すると思われる点について論理的に説明しその不安を払拭することでこの心理的なハードルを下げる事は可能です。
その為に徹底的にその事業や仕事について調べて、想定できるリスクや失敗をリストアップして一つひとつ説明を考えてリスクと失敗を潰していきます。
こうすることで心理的なハードルを下げておくといいです。
そしてもう一つ自分が責任者の立場を取ることも重要です。
何か組織でやろうとするときに責任者はだいたいの場合その部署の長が責任者になります。
その時に自分が立候補したり上司を口説いたりして責任者という立場を取りましょう。
そうすれば、自由度高く仕事を進められますしなによりも成功すれば実績として残せて評価も上がります。
上司としても責任を負う事も少なくなるのでお互いにとってメリットが大きいです。
面倒くさいことはしたくない上司に対して
この上司に対して有効な方法としては2つ。
・社内の事にアンテナを張っておく
・何を面倒くさいと思っているのかを把握しておく
この2つです。
社内の色んな所にアンテナを張って仕事をすることで、どこで誰が何をしようと考えているのかがキャッチできます。
経営者層から降りてきた事業だったり、現場の声から始めようとしている事業の場合はどこかに情報が漏れていることが多いです。
何かの拍子で話してしまったりしているのでそこの情報をキャッチしていれば上司よりも早めにこれから何が始まろうとしているのかが分かる場合があります。
そういう情報をキャッチするためにも社内の事へアンテナを張って仕事をしていくといいです。
そしてもう一つが、上司が何を面倒くさいと思っているのかを把握するという事です。
この把握さえできれば降ってくる仕事の予想がつきやすくなります。
予想さえつけば動き出しも早くなりますし、そのために必要な情報を集める事も容易です。
これをすることで”待つ仕事”から解放されて先読みする仕事が出来ます。
そうやって上司からの信頼してもらえれば、上司を経由して仕事を把握するのではなく自分に仕事の依頼が直接来るようになりもっと効率よく仕事進めていける立場になっていけます。
自分の評価を上げたい上司に対して
この上司に対して有効な方法としては2つ。
・上司にとってのメリットを把握しておく
・同僚の仕事を把握して自分のマネジメント能力を磨く
この2つです。
ある意味、この上司はなにをやりたいかが分かりやすい上司です。
なので、上司にとって何がメリットになるのかを把握するのは簡単ですね。
把握してしまえばこの上司に振り回されることも少なくなります。
上司にとってメリットだと思えば、「ここがあなたにとってメリットになります。なのでやりましょう」と提案も出来ます。
逆に、上司にメリットがない仕事も分かるのでそれについては自分のペースで進められるので仕事のマネージメントもしやすいです。
そしてもう一つは同僚の仕事を把握しておくことも必要です。
その上司は損得勘定で動いてしまいやすい人なので周りを見るのは苦手なはずです。
そこのフォローをしてあげる事で組織としても上手く回るし、自分の評価も上がるし、何より自分のマネジメント能力が上がります。
決断は上司がしているにしても、その手前の部分は全部自分がやっているので上に立った時に確実に役に立つスキルになります。
最後に
最初、「上司をマネジメントする」なんて傲慢だ。と感じた方ももしかしたらいたかもしれません。
ですが、内容としてはいたってシンプルで、「相手の性格を知る」「自分が出来る事をやる」「先読みをして提案をする」この3つの要素で出来上がっています。
この3つの要素は人間関係を作るにあたって当たり前のことではないですか?
そおう、当たり前のことをやるだけで良いんです。特別な事は必要ありません。
当たり前のことをやって自分がやりやすい仕事の環境を作っていきましょう。
そうやって自分も会社も成長させていきましょう!!