コミュニケーション力を上げる方法。それは相手目線に立つこと
コミュニケーション力を上げる事は今や仕事でもプライベートでも必須になってきてますよね。
誰とも話さずに済む仕事などないですからね。
むしろAI等が発達してくればよりコミュニケーション力が必要になってくるのは間違いないでしょう。
じゃあどうやってコミュニケーション力を上げるのか。
それが「相手目線に立つこと」です。これがコミュニケーション力を上げるための基本になってきます。
この精度を上げていく事でどんどんコミュニケーションを取るのが上手くなっていきますのでぜひ参考にしてみて下さい!
相手目線に立つためには?
そもそも相手目線に立つにはどうすればいいか。
ポイントは一つ、それは「想像力」です。
この「想像力」を高める事で相手目線に立ったコミュニケーションが圧倒的に取りやすくなります。
でも、想像力を高める事って言われても、それが出来れば苦労しないよ・・・。
そう思いますよね。
想像力というと、「何もない所からイメージすること」そう捉えてしまうかもしれませんがここでは違います。
「想像力」=「分析力」とも言い換える事が出来ます。
皆さんは想像を膨らませる時に、何の情報やヒントも無しに想像を膨らませますでしょうか?
おそらく違いますよね。
想像を膨らます前に何かしらの情報やヒントを得ているはずです。
例えば、「なんでうちの上司はいつも怒ってるんだろう・・・」
そう考えたときに、瞬間的に上司の身の回りで起きていることや人間関係等から考え始めませんか?
「部下へのアドバイスが下手で、何度も同じミスばかり起きてるから怒ってるんじゃないの?」
「自分より後輩が評価されているのが気に食わないんじゃない?」などなど。
こういう想像ってゼロからスタートしたわけではないですよね。
想像する前に色々な情報を知ってて、それをもとに仮説を立てて話しているんです。
これが「想像力」です。
でも中身を見てみると、実際は”想像”よりも”分析”という言葉の方がしっくりきませんか?
だからこそ「想像力」=「分析力」と私が言う理由はそこにあるんです。
想像力と聞くと感受性が豊かな人やクリエイティブな人にしか出来ないもの。って思いますが、実際はそうでもないんです。
誰でも情報さえ知っていれば出来ることなんですよね。
想像力をもとに関連の情報をリサーチする
前章で「想像力」=「分析力」だ。ということを説明しました。
そして、想像力を高める事が相手目線に立つことになるとも説明しました。しかし、それだけでは少し足りません。
そこからもう一歩踏み出す事がコミュニケーション力を上げるためには必要だと思っています。
もう一歩踏み出す事とは何か。それは「リサーチ」です。
この「リサーチ」がよりコミュニケーション力を上げるために一役買います。
見出しにも書いている通り「想像力をもとに関連の情報をリサーチする」この行動をプラスしてほしいんです。
想像力を高める事で相手の状態・状況に仮説を立てる事が出来ました。
そうしたらそこの仮説に対して、「じゃあ、こういう人はどういう事に情報のアンテナを立てているんだろう?」と考えるんです。
これも分かりにくいので前章と同じ例えを出して解説していきます。
「自分の上司が怒っている」→「アドバイスが下手で部下がよく同じミスをする」という状況でしたよね。
そういう「部下がミスするとイライラして人にあたってしまう」人がどういう情報に興味があるのかを考えると、
・ミスをしない仕事術
・上手い伝え方
・長所と短所の見分け方
この3つがパッと頭に浮かびます。
この上司は「ミスされるのが嫌い」です。でもその原因は「伝え方が悪い事」や「与える仕事が間違っている事」が原因だと考えられます。
一度だけならまだしも何度もミスをしているので、おそらくそうなる原因を心のどこかでうすうす感じているはず。
こういうことが想像できます。あくまでもこれは仮説なので正解は他にあるかもしれませんが大きくは外れていないはずです。
なのでこの「ミスをしない仕事術」・「上手い伝え方」・「長所と短所の見分け方」について情報を収集しておくとこの上司とコミュニケーションを取りやすくなります。
「マニュアルとかチェックリストを作るとミスが減ると聞いたんですよね」
「やり方を見せながら説明されると分かりやすいですよね」
「質問が多い人って完璧主義っぽい感じしますよねー。石橋を叩いて渡るような。」
こういう感じの話をすると上司の反応が良いことが想像できます。
順序としては、
「想像力を使って相手目線に立つ(上司はなぜいつも怒っているのか。その原因は何だろう?)」
→「仮説を立てる(部下が同じミスをするからじゃないの?)」
→「立てた仮説について関連、興味がありそうなことを想像する(ミスを無くす方法に興味があるのでは?)」
→「リサーチ(マニュアルを作るとミスが減る)」
こういう風に順序だてると何を話すと良いのかが見えてくるので、結果コミュニケーション力が上がる。という事に繋がるんですね。
相手としても何かいい情報を欲しがっているはずなのでそれを提供してくれる人はありがたいですし、自分と同じ方向を向いていると感じるので心を開いてくれやすくなるというメリットもあります。
良い事尽くしなのでおすすめです。
今までの人間関係から想像のヒントは得ている。
リサーチすることが大事なのは分かった。でも、まず最初のステップが出来ないんですよ・・・そういう人もいるかもしれません。
ですが安心してください。最初の章でも少し触れましたが人と接するうえで想像するための情報がゼロという事は絶対にないからです。
実際、「40代・男性・子供あり」これだけの情報でも何か思い浮かんだものがあるんじゃないでしょうか?
「40代・男性だからとりあえず気合で何とかなるっていうんだろうな・・・」
「子どもは高校生ぐらいかな。だったら反抗期で家ではストレス溜まってそう・・・」
「考え方が堅そう・・・」
こういうことをイメージしませんでしたか?
そう!こういうイメージで十分なんです。難しく考える必要はありません。
「想像力を働かせなきゃ・・・」と考えなくても、今までの人間関係の中からなんとなく「こういう人はこう」というのが出来上がっているはずです。
そこをきっかけとして想像してけばいいんです。違ったら修正すればいいだけです。
”想像”することをクセにすることが大事なので最初はどんなイメージでも構わないんです。
まずは”想像する事”。
それをクセにしていく事がコミュニケーション力を上げるうえで大事です。あくまで仮説なんですから”これが絶対に正解”というものはないんです。
何度も言いますが、”想像する事”。それをクセにしていきましょう!
参考になった方はぜひ実践してみて下さい。役に立つと思いますよ!