トークの基本を解説 上級編
前回の中級編からの続きです。
中級編では、ボキャブラリーの増やすことがトーク力UPに繋がることを説明しました。
まだ見ていない方はぜひのぞいてみて下さい!
今回は上級編という事でトーク全体の構成について解説していきます。
トーク全体の構成する
これが出来ると話すことに対して積極的になれます。しかしこれが結構難しいです。
自分でもなかなか一発目から上手くいく事は少ないです。
ですが、何度も構成を考えて話していくうちにまとまった内容で面白く相手に伝えることが出来るようになります。
その為のポイントを解説していきます。
・ボディランゲージを使う
ボディランゲージを使う。トークと何も関係ないじゃんって思うかもしれませんが意外とこれが大切です。
トーク力を上げようと思うなら使えるものはどんどん使っていくべきです。
言葉だけだと耳からの情報でしか相手に伝えられません。これはもったいないです。
人は耳からの情報よりも目からの情報を多く受け取ります。
例えば、話をしていくなかで伝えたいポイントが3つあったとして、
「ポイントが3つあって~」と言葉だけで言うよりも
指を三本立てながら「ポイントが3つあって~」
といった方がより伝わると思いませんか?
目と耳両方から3つという情報が入ってくるので言葉だけで伝えるよりも
相手の理解のスピードと濃さが違います。
慣れない人は手を動かしながら話すと話したい内容が飛んでしまうかもしれません。
なので、話したい内容の中で動きでも伝えられるポイントを一つ決めて
話始めましょう。まずは一つです。
それに慣れてきたら2つ3つと動きを使って表現できるところを増やしていきましょう!
だからと言って話したい内容すべてに動きはつけなくていいですからね笑
3分ぐらい話すとしてその中に動きを入れるなら2~3つぐらいは良いバランスだと思います。
・相手に情景を浮かばせられてますか?
男性は特に注意してほしいポイントです。
面白い話をするときは要点だけ話しても聴いてる側はあまり面白いものではありません。
話を装飾する言葉を織り交ぜながら話すことで一気に聴いてて楽しくなる話へと変えていけます。
それが、情景を浮かばせるということです。
初級編で解説した「擬音」がここで活きてきます。
例えば、「この前会社から帰ろうとしたら雨が降ってきて大変だった」という話があったとして、このまま話しても何も面白くありません。
なので、「この前会社から帰ろうとしたら、雨がパラパラ降っててこれなら大丈夫だろうと歩いてたらだんだん強くなって土砂降りにみたいになってきて雨宿りするところもなかったから濡れない事を諦めたよね。」
こういう話の構成にすれば雨の降った量も分かるし、何が大変だったかも分かります。
状況の説明はちょっとオーバーめに話すと良いです。
こんな感じで話を装飾するような言葉を織り交ぜて話すと普通の話も聴いてて面白い話へと変えていけます。
・一番伝えたい所。そこがオチになる
男性なら特に思うかもしれませんが、話のオチをどこにするか問題です。
これが結構難しいです。特に笑いという意味での面白い話をしよう思う時には。
「笑い」という視点でのオチは次で解説しますのでいったん置いておきます。
基本的にオチを設定するときにはどこを相手に一番伝えたいか。ここがポイントになってきます。
例えば、「パチンコに行って10万突っ込んだらぜんぜん当たらずそれでも当たると思いさらに5万突っ込んだら最後最後で当たってそのあと当たりが続いて最終的に10万プラスになった」という出来事があった場合、どこが自分の中で一番言いたいポイントなのかを決めます。
10万儲けた事なのか、15万もつぎ込んでしまったことなのか、粘り強く諦めずに台を信じた所なのか、どこが一番自分が伝えたいなと思った所なのか。
それを基準にしてオチにする場所を決めるといいです。
そうすれば話にも熱が入るのでより相手に伝わりやすくなります。
・オチを際立たせる
これは「笑い」を取りに行く話をするときに大事なります。
結局この「オチ」を際立たせれば際立たせるほど話は面白くなっていきます。
具体的にどうしていくか、先ほどのパチンコの話を使って解説していきます。
ちなみにオチの部分は「粘り強く諦めずに台を信じた所」所で解説していきます。
まず、粘り強く諦めずに台を信じた所が世間一般的に考えて妥当なのかどうかを考えます。
まぁ、多くはないですがかと言って少数派かどうかと言われればそうでもないです。
ちょっとオチとしては弱いですね。
じゃあこのオチをどう際立たせるか。
やり方は2つ
・若干盛る
・例えや一般論を使って少数派の行動だと印象付ける
この2つの手法を私はよく使います。
「若干盛る」とはどういうことか。
本当の事実は自分しか知らないので嘘は付き放題です。
なので2~3割ぐらいオーバーにしてオチにします。
しかし、何かの拍子に事実が知られたときに嘘が大きすぎると恥ずかしい気持ちになります。
だからと言ってそのまま伝えてもオチとしては弱いからいまいち面白い話にならないです。
だからこその2~3割です。この範囲であればもし仮にバレても体感として許してもらえることが多いです。
今回のオチで言うと、10時~15時まで粘ったとしたら開店~17時ぐらいに盛ります。
そうすると開店というワードで気合が入っていることを暗に感じさせ、17時というワードで夕方を連想させることが出来ます。
それによりパチンコをやる事への必死さが伝わるのでよりオチとして強くなります。
オチに時間や量の要素があるときは「若干盛る」という技は使いやすいです。
2つ目の「例えや一般論を使って少数派の行動だと印象付ける」とはどういうことか。
今回のオチで言えば、全然当たらなかった台で5時間も打ち続けたという事実を際立たせるためにオチを話す前に「普通、4時間も打ってしかも10万負けた台とかすぐに他の台に行くでしょ?」と言うことで、相手に「確かにそうかも!」って思わせられます。
それを言った後で「そんな運が無い台にその後も居続けてしかもさらに5万突っ込むこの勇気を褒めてほしい」と持ってくればどうでしょうか?
そのまま伝えるよりもより際立って伝えられてませんか?
こんな感じで伝える事でより際立ってオチを表現できます。
ただこれも最初から上手くいく事は少ないです。
なので何度も話して、盛り方や印象付けの仕方をブラッシュアップすることで誰に話しても笑ってもらえる内容になっていきます。
そういう物を一つでも持っておくことで初対面の場や飲み会でも自信をもって参加することが出来るので輪も広がるし相手から気に入ってもらうことが出来ます。
最後に
話の全体を構成する4つのポイントを解説してきました。いかがだったでしょうか?
このポイント意識することで一つレベルが上がりますし、しゃべることに自信がつくことで人間関係を作ることが楽しくなります。
仕事でもプライベートでも人間関係を作るのが楽になりますのでぜひ意識して取り組んでみて下さい。