トークの基本を解説 中級編
前回の初級編からの続き・・・
前回の初級編では、「相手の興味関心を知る」「予想外を作る」「例え、擬音を使う」の3つのポイントお伝えしました。
まだ読んでない方はそちらもどうぞ!
今回は中級編と題してトークの基本を解説していきます。
早速行きます!!
ボキャブラリーを増やそう。表現力が高まります!
今回の中級編ではこの「ボキャブラリー」について詳しく説明していきます。
知ってる言葉が増えればその場に適した言葉を選択してある程度印象をコントロールできます。
です・ます調で話せば誠実な印象を、尊敬語や謙譲語を使えば堅い印象を、~だ!~であるべき!等の言葉を使えば強い印象を与えられます。
文章の終わらせ方一つでも印象はこんなに変わってきます。
それに加えて、「40代中盤の男性」を、
「おじさん(中年太りしたよくある中年のイメージ)」
「おじちゃん(性格が穏やかで怒らなさそうなイメージ)」
「おじさま(落ち着いていて余裕があるイメージ)」
と表現を変える事で相手に与える印象は変わりますよね。
相手に何かを伝える場合、どの言葉をつかえば自分のイメージを上手く伝えることが出来るかに繋がってきます。
これは、初級編でも解説した「例え、擬音を使う」の例えの部分に関係してきます。
それでは今から「ボキャブラリー」について3つのポイントで解説していこうと思います。
1.専門用語、難しい言葉は極力避ける
同じ業界、仕事をしている人以外の場合はなるべく専門用語・難しい言葉は避けた方が良いです。
基本的に専門用語は伝わりません。話している自分は分かるし早く話せるからつい専門用語を使ってしまいますが、それは間違いです。
自分の話を聴いてもらいたいならば普通の人でも分かるような言葉に置き換えたり、例えを使ったりして話すことが必要です。
自分が逆の立場に立った時に、専門用語ばっかりだと何を言っているか分かりませんよね?だからと言っていちいちすべての専門用語に関して「どういう意味?」とか聞きませんよね。
そういう時って聞いたふりして聞き流していると思います。
専門用語や難しい言葉を使うという事はそういう状態を作っているのと同じなのです。
話したいことを話すのではなく話したいことを伝わる形に変えることがトークを上手くしていく一つのコツです。
もし、専門用語を使うとしても言葉の意味も説明しながら話すという配慮をしてあげてください。
やっぱり会話の中で分からないことがあったら、その時点から先の会話の内容は入ってきませんので、もし少しでも分からない顔をしているなと思ったらすかさず説明や例えを入れて分からない部分の解消に努めましょう!
2.相手によって言葉は変える
話す相手によって適切な言葉を選んで話すことでより伝わりやすくなります。
極端に言えば、小学生に伝える時とおじいちゃんおばあちゃんに伝える時とで言葉の使い方が変わりますよね。
相手に合わせるということを自然としていると思います。
それを年齢が違う人と話すときだけではなく年齢が近くてもやりましょうという事です。
見聞きしたことや知っている言葉などは人によって違います。
その差を埋めないとなかなか話は伝わりません。
その為には、「この言葉を使っても相手は理解してくれるんだろうか」・「この話し方で自分のイメージが伝わるんだろうか」というのを考えて話すことでより伝わりやすくなります。
最初はなかなかスムーズに話せないとは思いますが、ける事で確実にスムーズで相手に伝わる話し方が出来るようになります。
3.ネガティブな表現は避ける
なるべくネガティブな表現は避けたほうが良いです。
ネガティブな表現は聞いてる方も気持ちの良いものではありませんよね。明るい話のほうが聞いてて気持ちが良かったりします。
「あいつは○○でダメだった」、「~は全然使えない」って話よりも「あいつの○○な所が面白い」「~は変わってて楽しい」みたいな方が聞きたくなります。
ポジティブな内容の話のほうがウケもいいです。
話したい内容が、自分以外の何かに対して話したいなら、ダメな所の話をするのではなくていい所・面白い所を話した方が良いです。
また、自分の経験したことや思っている事を話すときは例えネガティブな事だとしても「~だったから失敗しちゃってね」みたいに失敗談として話す方が聞いてもらいやすいです。
芸人さんみたいにトーク力が高いならばネガティブな話も面白い話として話せるので良いんですが、私たち素人の場合はなかなかネガティブな話を面白くするのは難しいです。
なので無難にネガティブな話は避けた方がいいですね。
まとめ
この中級編のまとめとしては、
1.専門用語や難しい言葉は使わない。なぜなら相手に理解してもらえないから全然伝わらないから。
2.相手によって言葉は変える。相手の知っていることをイメージしてそこに合うように自分の話を構成しなおすことでより伝わりやすくなります。
3.ネガティブな表現は避ける。ネガティブな話は聞きたくないから。それよりもポジティブな話をする方が耳を傾けてもらいやすくなります。
この中級編は主に相手からの目線について書いていきました。
自分のスキル・テクニックも必要ですが、その前にちゃんと相手を見る・相手を経験を想像することで話に耳を傾けてもらいやすくなります。
相手目線。これを忘れないでほしいと思います。